価格競争を避ける出品文の作り方|信頼で選ばれる「状態説明テンプレ+写真」

価格競争を避ける出品文の作り方(信頼を取る書き方)

価格競争に巻き込まれる出品文の共通点はシンプルで、「買う側が不安なまま」なことです。不安が残ると、買い手は“最安”を選ぶしかなくなります。逆に言うと、出品文で不安を潰せる人は、多少高くても選ばれます。この記事はそのための「型(テンプレ+写真順+運用)」を、初心者でも回せる形に落とし込みます。


1) 価格競争から抜ける最短ルート=「情報量で勝つ」

ヤフオクの中古パーツは、同じ商品名でも“別物”が混ざります。年式違い・グレード違い・色違い・素材違い・形状の微差・欠品・傷の位置…この差を説明できない出品は、買い手からすると「届くまでギャンブル」です。
その結果、「一番安いならギャンブルしてもいい」と最安比較に寄ってしまいます。

だからやることは逆で、出品側が先に“判定材料”を出し切る。これで買い手は「この人のは間違いなさそう」と判断でき、値段より信頼で選ばれます。


2) タイトルの作法:詳細に、でも“検索語”で書く(品番は書かない)

タイトルは“説明”ではなく“検索に引っ掛ける装置”です。原則は、買い手が検索窓に入れる順に並べること。

タイトルに必ず入れる要素(推奨順)

  • メーカー(トヨタ / ホンダ / 日産 / マツダ など)
  • 車種(クラウン / アルファード / カローラ など)
  • 年式(または世代・前期後期が分かる範囲)
  • グレード(分かる範囲:RS / Z / G / X / ロイヤル / アスリート等)
  • 部品名(正式名より“通称”優先:ステアリング→「ハンドル」など)
  • 状態を一言(美品/キズあり/ジャンク等)
  • 送料条件(全国一律、または別途の注意)

“検索に強い言い換え”を使う

  • 色:正式色名より、検索される言葉で(例:プレシャスホワイトパールより「ホワイト」)
  • 部品名:専門用語より、買い手の言葉で(例:「ステアリング」より「ハンドル」)

タイトル例(フォーマット)

「トヨタ クラウン 2018-2020 RS/Z/G ハンドル 黒 レザー キズあり 全国一律送料」

この時点で、価格が同じでも“選ばれやすさ”が変わります。買い手が知りたい情報(自分の車に合うか)を、タイトルだけで減らせるからです。


3) 出品文の本体は「表(車体仕様)→状態→送料→注意→取引」で固定する

文章を頑張るより、順番を固定した方が信頼は積み上がります。毎回同じ構造だと、買い手は読みやすく、出品者はミスが減ります。

3-1. 仕様(適合情報)テンプレ:まず“見出し+箇条書き”

下のブロックをコピペして埋めるだけで、出品文の骨格が完成します。

【商品情報】

  • メーカー:
  • 車種:
  • 年式:
  • 型式:
  • グレード:
  • 部品名(通称):
  • 色:
  • 素材:
  • 左右:左 / 右 / セット
  • 付属品:写真のものが全て

【適合について】

  • 適合は年式・グレード等で変わります。ご購入前に“お車情報”の照合をお願いします。
  • 不明な場合は「メーカー / 車種 / 年式 / 型式 / グレード(分かれば)」を質問欄からお知らせください。

この書き方の良い点は、“適合の責任分界”が曖昧になりにくいことです。揉める取引ほど、仕様が文章中に散らばっていて、後から読めません。表(固定位置)に置くと、それが起きにくくなります。


4) 状態説明テンプレ(コピペ):価格差がつくのはここ

中古パーツは「状態の描写」がそのまま価格になります。ここが弱いと、どんなに良い物でも“最安枠”に落ちます。

4-1. 状態カテゴリは公式基準に寄せる

ヤフオク側にも状態の考え方(未使用に近い、目立った傷や汚れなし、など)があります。これに沿わせると、買い手の理解が揃ってトラブルが減ります。 

4-2. 状態説明テンプレ(そのまま使える)

【状態】

  • 全体:使用に伴う小傷・汚れ(有/無)
  • 目立つ傷:写真◯枚目に掲載(位置:◯◯、大きさ:◯◯cm)
  • 破損:割れ/欠け/固定部の欠損(有/無)
  • 動作:未確認 / 確認済(確認内容:◯◯)
  • におい:タバコ/芳香剤(有/無)※内装品は特に記載
  • 清掃:簡易清掃のみ(分解清掃はしていません)
  • 補足:感じ方に個人差があるため、写真優先でご判断ください

ポイントは「傷があります」だけで終わらせず、写真番号+位置+サイズまで落とすこと。ここまで書くと、買い手は“納得して買う”ので値下げ交渉も減ります。


5) 写真の順番(おすすめ):信頼を作る“並べ方”がある

ヤフオクは写真の仕様に上限があります(1枚5MB以内、10枚まで、1200pxを超えると縮小)。最初から長辺1200pxに揃えると運用が楽です。 

推奨の写真順(10枚を最大効率で使う)

  1. 1枚目:全体(最も“良く見える角度”の正面)
  2. 2枚目:全体(反対側)
  3. 3枚目:裏面・取付部(ツメ/ボルト穴/固定部)
  4. 4枚目:角・出っ張り(割れやすい部位)
  5. 5枚目:傷①アップ(できれば指差し or 定規)
  6. 6枚目:傷②アップ
  7. 7枚目:汚れ・テープ跡・変色などアップ
  8. 8枚目:質感が分かる斜め(ツヤ/シボ/素材感)
  9. 9枚目:付属品(ネジ/カバー/配線など)一式
  10. 10枚目:梱包イメージ or サイズ感(メジャーで三辺の目安)

撮影ルール(信用が上がるやり方)

  • 自然光 or 白色LEDで明るく(暗い写真は“隠してる”印象)
  • フラッシュは避ける(傷が飛ぶ、テカりで状態が分からない)
  • 傷は“遠目→寄り”のセットで(買い手の納得感が上がる)

6) 送料の書き方:全国一律+追加料金の注意を“最初に”出す

送料は後出しすると信頼を落とし、揉めやすくなります。先に固定文で出します。

【発送・送料】

  • 送料:全国一律 ◯◯円
  • ※北海道・沖縄・離島は追加料金がかかる場合があります(事前にコメントで確認お願いします)
  • 発送方法:ヤマト/佐川 など(予定)
  • 梱包:緩衝材+段ボールで梱包して発送します

大型(160cm超)に関する注意(あなたの指定要件を文章化)

ここは“断定”より、運用に耐える表現が安全です。配送会社や地域で扱いが変わるため、出品文では「条件付き」を明記しておくのが強いです。

【大型サイズ(3辺合計160cm超)の場合】

  • 大型扱いとなり、追加送料や配送条件が変わる場合があります。
  • 状況により「最寄りの営業所止め/窓口受取」をお願いする場合があります。落札後にご相談させてください。
  • 法人・事務所等(受取可能な場所)への配送をご希望の場合は、宛名を「◯◯(部品荷受け事務所)」等として記載いただく方法もあります(落札後に要相談)。

※この「部品荷受け事務所」表現は、あくまで“受取しやすい宛名の工夫”としての注意書きに留め、配送可否の最終判断はキャリア側に寄せると事故が減ります。


7) 「品番を書かない」代わりに何を書くか?

品番を出さない運用にするなら、買い手が照合できる別の材料が必要です。おすすめは以下の3点で代替します。

  • 車両情報(メーカー/車種/年式/グレード)を表にして固定表示
  • 取付部の写真を厚めに(ツメ・ボルト穴・形状)
  • サイズ・左右・付属品の明記

これで「品番がないと買えない人」は自然に離れますが、トラブルが多い層が減るメリットが大きいです(初心者フェーズでは特に)。


8) 評価(レピュテーション)の作り方:>100件&99%以上を“目標”にする

中古パーツは「モノ」より「人」で買われます。理想は、良い評価が積み上がるまで“信頼貯金フェーズ”を意識すること。

評価を増やす行動(やることは2つだけ)

  1. 取引が終わったタイミングで、短く評価依頼
  2. 不用品でもいいので、低リスク商品を回して評価母数を作る(赤字が出ない範囲で)

取引終了後の評価依頼テンプレ(短文)

「この度はありがとうございました。商品に問題なければ、受取連絡と評価をいただけますと助かります。今後の出品の励みになります。」

※評価の操作手順自体はヤフオクのヘルプで案内があります(落札者側が評価ボタンから実施)。 


9) まとめ:価格競争を避ける“信頼の型”チェックリスト

最後に、今日から回せる「結論だけ」まとめます。

  • タイトルは「メーカー→車種→年式→グレード→通称部品名→色→状態」で詳細に。正式名より検索語を優先、品番は書かない。
  • 出品文は「仕様(表)→状態(テンプレ)→送料→大型条件→注意→取引」で順番固定。
  • 写真は「全体→取付部→傷アップ→付属品→サイズ感」の順に並べ、明るい光で撮る。画像は1200px目安で統一(上限5MB/10枚)。 
  • 送料は全国一律+北海道/沖縄/離島の追加可能性を先出し。160cm超は条件付き(営業所止め等の可能性)を明記。
  • 評価は「>100件」「99%」を目標に、最後に短文で依頼して積み上げる。