3月はここを変える:送料・同梱・仕入れ計算・車種集中(作業設計メモ)

2月の反省は明確です。
「大型が売れた」「落札数が増えた」「セット販売ができた」一方で、利益が想定ほど伸びなかった。原因は、送料の見積もり甘さと、同梱(まとめて取引)対応のどんぶり勘定にあります。

したがって3月は、気合いではなく“運用ルール”を変えます。今月やることは4つです。

  1. 送料シミュレーション表(=自分用の送料固定ルール)を作る
  2. 仕入れ時に「送料込み利益」を先に計算してから買う
  3. 同梱可否を出品文に最初から書く(例文つき)
  4. 車種を絞り、リサーチ精度を上げる(3月はカローラ集中)

以下、順番に実務レベルまで落とします。


1)送料シミュレーション表を作る(大型で事故らないための固定ルール)

2月に痛かったのがここです。特にホイール/タイヤは、梱包後サイズ・重量・個口数で送料が簡単に跳ねます。ヤマトの宅急便は「3辺合計160cm以内・25kgまで」が基本で、超えるとサービスや運び方が変わります。佐川も通常枠は160cmまで、超えるとラージサイズ(~260cm)へ移行します 。

そこで、3月は「送料をその場の感覚で決めない」ために、暫定の固定送料(目安)を先に置きます。
※これは“全国どこでも絶対この金額”ではなく、見積もりミスで赤字を出さないための保守的な設定です(高く見積もる側)。

3月:暫定・送料目安(自分用)

商品カテゴリ送料目安(円)用途メモ
エアロパーツ系15,000大型・形状で跳ねやすい想定
ホイール、ホイール+タイヤセット(単体)8,0001本単位の想定
ホイール4本15,0002個口〜を想定(保守)
ホイール+タイヤセット25,000“地獄枠”。個口・サイズ増を吸収
その他大型パーツ10,000バンパー・大型内装等の保守枠

この表を使うと何が良いか

  • 出品文に送料を先出しできる(問い合わせ・交渉が減る)
  • 仕入れ時点で利益を崩さない(送料負けの芽を先に潰す)
  • 同梱依頼が来た時も「基準」があるのでブレない

なお、タイヤ4本は発送の考え方自体が特殊で、ヤマトの案内でも「タイヤ4本=(2本分運賃×2)」の発想が示されています 。ここを知らないと「想定の4倍」が起きます。


2)仕入れ時に「送料込み利益」を先に計算する(買う前に勝負を決める)

過去記事でも繰り返し書いてきた通り、利益はリサーチ段階でほぼ決まります。3月はその精度を上げます。

仕入れ判断:基本の計算式(仕入れ前)

想定利益 = 想定売価(落札価格) − 仕入れ − 手数料 − 想定送料 − 雑費
想定利益率 = 想定利益 ÷ 想定売価 × 100

ヤフオクの落札システム利用料は「落札価格の10%(税込)」が基準です(制度改定のお知らせ)。

したがって、仕入れ前に使う形に落とすと以下になります。

  • 手数料 = 想定売価 × 0.10
  • 想定利益 = 想定売価 ×(1 − 0.10) − 仕入れ − 想定送料 − 雑費

雑費は最初はざっくりで構いません(梱包材、テープ、PPバンド、清掃用品など)。重要なのは、送料と手数料を必ず入れることです。

3月の運用ルール

  • 仕入れ時に「最低でもこの利益は残す」を決める
    例:最低利益 15,000円 or 利益率 8% など
  • 大型は送料目安を必ず入れて計算
  • “売れても薄利”を仕入れ時点で捨てる(疲れるだけ)

3)同梱可否を出品文に最初から書く(同梱=利益率破壊を止める)

2月に痛かったのは「セット販売 → 同梱依頼 → 送料ズレ → 利益率圧迫」です。
同梱そのものが悪いのではなく、送料が確定していない状態で“同意”してしまうのが危険です。

ヤフオクの「まとめて取引」は、出品者側が同意する際に配送方法や送料の変更が絡むケースがあります 。また、まとめて取引には“拒否(単品取引)”という選択もあります 。

正直計算がややこしいので同梱はあまり気やりたくないです。そういうときは同梱不可と注意書きするのがおすすめです。

出品文に入れる例文(コピペ可)

パターンA:原則同梱不可(大型向け)

【同梱について】
本商品はサイズ・形状の都合により同梱不可とさせていただきます。複数落札の場合も原則個別発送となります。ご了承ください。

パターンB:同梱は“条件付き”(送料再計算が前提)

【同梱について】
まとめて取引(同梱)は可能な範囲で対応しますが、梱包後サイズにより送料が変更となる場合があります。ご希望の場合は、同意前に送料を再計算しご連絡します。

パターンC:同梱OKだが「上限」を決める(小物向け)

【同梱について】
同梱は可能です(目安:80サイズ1箱に収まる範囲まで)。サイズ超過の場合は個別発送となります。

  • “同梱できますか?”の連絡を減らす→メール対応は面倒くさい
  • 同梱で揉める余地(送料・サイズ)を先に潰す
  • 断る時も「ルールだから」で通せる

4)車種を絞ってリサーチ精度を上げる(3月はカローラ狙い)

3月は車種を絞ります。カローラです。

理由は3つ。

  • 町でよく見かける(母数が多い=需要が読みやすい)
  • カスタム需要が多そう(純正→社外、見た目パーツが動きやすい想定)
  • そもそも売れている(回転が期待できる)

車種を絞ると、リサーチが「広く浅く」から「狭く深く」に変わります。
深くなると何が起きるかというと、品番(適合)と相場が頭に残る。これが判断精度を上げます。

3月の具体タスク:品番リスト作成

  • カローラ関連のリサーチを回して、品番リスト(自分用DB)を作る
  • 出品時の適合確認・問い合わせ対応の速度を上げる
  • 返品リスク(適合違い)を下げる

5)3月のKPI(宣言):出品数を積み上げる

今の出品数は1,650
1日3出品を回せば、1ヶ月でだいたい+100。
3月は1,750出品以上を目標にします。

ここは精神論ではなく、数字のKPIです。
売上を安定させるには「当たりの1発」よりも「土台の出品数」が効きます。