売れ筋は“車検の見積もり”に出ている。回転するパーツの見つけ方

中古車/車検/修理需要の流れから見る「売れ筋の考え方」

「何が売れるか分からない」って、結局みんなここで止まります。
でも、カーパーツせどりで“売れ筋”を当てにいくときに大事なのは、商品名の暗記じゃなくて 土壌(=需要が生まれる構造) を掴むこと。

今日は、中古車→車検→修理・交換という流れから、「このジャンルが売れやすいよね」を論理的に組み立てます。
最後に、今日から使える“見方テンプレ”も置いておきます。


0) まず土壌の話:車が多い=交換需要がなくならない

カーパーツが売れ続ける理由って当たり前で、車が走ってるからです。
日本の「自動車保有動向」は、自動車検査登録情報協会(AIRIA)の資料で確認できます。平均車齢・平均使用年数なども含めて追えるので、せどり的には“需要の土台”を見るのに使えます。
わが国の自動車保有動向(AIRIA) 

さらに、保有台数そのもの(最新の台数)もAIRIAで公開されています。
「車が何台あるか」が増減している限り、メンテ・交換の市場も消えません。
自動車保有台数(AIRIA) 


1) 中古車が動くほど「整備・交換」が回りやすい

中古車は「登録(名義変更等)」が発生します。自販連(JADA)では中古車統計データを公開していて、「公表しているのは登録台数(小売台数ではない)」など注意書き込みで明記されています。
中古車統計データ(JADA)

中古車が増えると何が起きるかというと、ざっくりこの2つ。

  • 「買った後、まず整える」需要(安心のための整備)
  • 「年数が経ってるから交換」需要(消耗・劣化)

つまり、売れ筋を見るときは「カスタム」だけじゃなく、**“整備の都合で買うもの”**を押さえるのが強いです。


2) 車検は「強制イベント」=需要が読みやすい

車検の強みは、ユーザーの気分ではなく 制度として発生すること。
国交省の「数字でみる自動車2024」には、保有台数の推移等、関連資料への導線がまとまっています(統計リンク集として使える)。
数字でみる自動車2024(国土交通省) 

せどりの視点で言うと、車検はこう理解すると分かりやすい。

  • 車検=「交換の理由が作られる日」
  • 見積もり=「交換候補が並ぶ紙」
  • つまり、売れ筋は“車検で出やすい項目”から逆算できる

3) 車検で交換されやすいもの(売れ筋の3カテゴリ)

ここから本題。
あなたの整理がかなり良いので、理由と「せどり的な見方」を足して“記事化”します。


① 消耗・メンテナンス系(回転率重視)

車検の見積もりで「交換しないと通りません」または「ついでに交換」を言われやすいゾーン。
回転率(売れる頻度)が作りやすいのが強みです。

エアコンフィルター/エアクリーナー

理由:交換ハードルが低い。
「とりあえずやっとく」枠に入りやすい。

せどり的には、ここは利益を取りにいくというより
“回る型を作る”に向いてます。

ワイパーゴム・ブレード

理由:ゴムの劣化、裂け、拭きムラは車検で指摘されやすい。
ここも“交換の理由が強い”ので、需要が読みやすい。

ポイントは、ワイパーは価格が荒れやすいので、最初は
「月に何個動いてるか」「同じ型番が繰り返し売れてるか」を先に見るのが安全。

ブレーキパッド

理由:残量が少ないと指摘されやすい。
狙い目:DIXCELみたいな有名社外ブランド(ブランド指名買いが起きる)。

ただし注意もあって、ブレーキは適合が命。
「売れ筋」でも適合確認が弱いと事故るので、初心者は“確認テンプレ”とセット運用が前提。


② 「光り物」・視界系(カスタム寄り)

ここは“車検に落ちる怖さ”と“見た目の満足感”が両方絡むので、単価が上がりやすいカテゴリ。

LEDヘッドライト/フォグランプ(車検対応品)

理由:光量が足りないと車検に通らない(=交換の動機が強い)。
ただし「車検対応」を名乗る商品でも相性や条件があるので、説明文での注意書きは必須。

ドライブレコーダー

理由:安全意識の上昇+買い替え・増設需要。
さらに、車検周りの変更などニュースが出たタイミングで「ついでに付ける」が増える。

ここは“新品需要”も絡みやすいので、相場を見るときに
新品/中古の価格帯を最初に分けた方が迷子になりません。


③ 足回り(大型・高利益)

ここは一撃の利益が出やすい反面、物流と保管で詰まるゾーン。
あなたが言う通り、車検を機にカスタムする人も多い。

タイヤ

理由:溝がない/ヒビがあると車検に通らない=交換せざるを得ない。
さらに「ついでにホイールも」「ついでにインチアップ」みたいな需要が乗る。

ただし、初心者がここでミスるのは
「送料」じゃなくて サイズと保管
だから最初は、タイヤを“やる・やらない”よりも先に、

  • 月に何本(何セット)動いてるか
  • 1本売りなのか、セット売りなのか
  • 送料の上振れ耐性がある利益か

をチェックしてから触るのが安全です。


4) じゃあ結局、「売れ筋」はどう選ぶ?(思考テンプレ)

商品名の暗記をやめて、次の順番で見ればブレません。

  1. 土壌:保有台数・車齢・中古車の動き(需要の総量)
     → AIRIA/JADAで“環境”を掴む
     わが国の自動車保有動向(AIRIA) 
     中古車統計データ(JADA)
  2. 強制イベント:車検で交換されやすいカテゴリを上から押さえる
     → 消耗品 → 視界系 → 足回り
  3. 相場チェック:実際に売れてるか、月に何個動くかで選別
     ここはヤフオクの「落札相場」や終了分の見方を理解しておくと早いです。
     過去の落札価格を調べるには(落札相場) 
  4. 初心者フィルター:小さい・軽い・壊れにくい(事故らない)
     → 最初はここ優先。慣れてきたら大型へ。

今日の結論(2行)

  • 売れ筋は「人気商品」じゃなく、車検・修理という“交換理由”から逆算すると外しにくい。
  • 消耗品(回転)→視界系(単価)→足回り(高利益)の順で、自分のレベルに合わせて触る範囲を広げるのが安全。