売れない出品の共通点を観察してみた
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1. まずやったこと:同じパーツを出している他の人の出品を見た
今回の観察は、条件を固定しました。
- ヤフオクで 「アルファード」「純正」「新品」 の条件で検索
- その中で 大量に出品している人 を探す
- その人の出品一覧を見て、「売れている/売れていない」両方を眺める
狙いは単純で、大量に回している人の出品には“利益商品が混ざっている可能性が高い”からです。もちろん、全部が利益商品とは限りませんが、少なくとも「売れる型」「回る型」を持っている確率が高い。
注意点:業者には勝てない(勝とうとすると消耗する)
ただし、ここで勘違いしやすいのが「業者の真似をして勝てる」と思ってしまう点です。業者は仕入れルート、在庫量、回転の掛け方が違うので、価格や出品数では勝ちにくい。
なので私は、観察のターゲットを次のように分けています。
- 業者の出品: “型(テンプレ・写真構成・情報の置き方)”だけ盗む
- 個人の出品: “自分が勝てる余地(情報不足・写真不足)”を拾う
ここを分けて見るだけで、観察が「羨ましい」で終わらず、改善に繋がります。
2. 売れていない出品に共通していたこと(結論:どれか1つが致命傷)
売れていない出品は、だいたい以下のどれか(または複合)でした。
売れない要因の早見表
| 観察したポイント | よくある状態 | 何が起きるか | 直し方(最短) |
|---|---|---|---|
| タイトル | 短い/キーワード不足 | 検索に出ない、魅力が伝わらない | テンプレに戻す(メーカー・車種・年式・部品名・色・状態) |
| 写真 | 1枚/暗い/荒い/小さい | 不安→入札されない | 自然光+複数角度+状態アップ |
| 説明文 | 情報が少ない/状態記載なし | 適合不安→離脱 | 適合表・品番・外した車両情報を追記 |
| 価格 | 相場からズレ | 比較で負ける | 中古は相場、新品は利益10%目安で設計 |
| 商品そのもの | 需要が薄い | 誰も探していない | 月1以上売れてるものから選ぶ |
| 時期 | 季節と逆 | そもそも動かない | 売れる季節に寄せる |
ここから先は、1項目ずつ具体化します。
3. タイトルが悪い:キーワード不足+購買意欲が湧かない
売れないタイトルは、だいたい「情報が短い」か「検索語が入ってない」かのどちらかです。
過去記事の出品改善ログでも書いた通り、タイトルは“盛る”場所ではなく、検索漏れを潰す場所です。
今回の観察で多かったパターン
- 「アルファード ○○」で終わっている(年式・型式・色・状態がない)
- 新品なのに「新品」が入っていない
- 純正なのに「純正」が抜けている(検索語として重要)
新品なら「新品」は必須
新品は状態が強いので、新品は必ず入れる。これは“煽り”ではなく、検索・比較で負けないための情報です。
例外:廃盤・希少品は自由に入れてよい
廃盤・希少は「探してる人」が明確なので、ここは強みとして入れてよいです。ただし、嘘は後で揉めます。事実ベースで。
4. 写真が悪い:小さい・荒い・暗い(=不安が勝つ)
売れていない出品の写真で多かったのはこの3つです。
- 画像が小さい(拡大しても分からない)
- ピントが甘い/荒い
- 暗い(室内・夜・影が強い)
写真は、購入者が「自分の目で確認できた」と感じるための材料です。
過去記事の改善ログでも触れた通り、写真は“盛る”より“疑いを消す”が正解です。
最低限の改善としては、
- 自然光(昼)で撮る
- 正面・斜め・裏・取付部・キズ(あれば)
このセットだけで、だいぶ変わります。
5. 説明文が悪い:情報が少ない(=適合不安で落ちる)
説明文は、売れていない出品ほど薄いです。
「状態:未使用です」だけ、みたいな出品が典型です。
改善の最短ルートは、文章を上手く書くことではなく、項目を埋めることです。特にカーパーツは適合が命なので、
- 部品名(正式名+通称)
- 分かる範囲の品番
- 適合する車種を表にする(年式・型式が書けるならなお良い)
- 状態(傷・汚れ・欠品)を写真番号と紐づける
この形に寄せた方が、買う側の不安が減ります。
そして相場確認と同時に「売れている形」を掴むなら、私はオークファンを推奨しています(中古の相場観がズレると、価格・仕入れ判断が全部ズレる)。オークファン側の資料としては、例えばこちらのPDFがあります。どんなサービスかの概要確認に使えます。
オークファン資料PDF
6. 値段が悪い:中古は相場、新品は利益10%を目安に“設計”
値段については観察していて分かりやすく、相場からズレている出品ほど動きません。
- 中古:オークファン等で相場を確認して、相場帯に置く
- 新品:利益が10%くらい乗るように(手数料・送料を含めて)設計する
ここで重要なのは、過去記事でも痛い目を見た「送料」です。
見た目の利益が出ていても、発送してみたら削れることがある。だから3月から固定送料テーブルにした、という流れでした。値付けは必ず「送料込み」で計算しないと、後から崩れます。
7. 商品が悪い:需要がないものは、丁寧に出品しても動かない
これは身も蓋もないですが、需要がないものは売れません。
「ごみを売ってもしょうがない」という結論になりやすいのはここです。
観察で感じたのは、売れていない出品ほど
- そもそも探されていない
- 似た商品が大量に出ていて埋もれている
このどちらかでした。
なので私の基準としては、
- 少なくとも「月1以上動いている(売れている)ジャンル/商品」から選ぶ
このラインを最低条件にしています。
8. 時期が悪い:季節に逆らうと、当たり前に動かない
例として分かりやすいのはスタッドレスです。夏に売りたいと思っても、動きは鈍い。
季節要因はタイトルや写真では覆せません。だからこそ、観察するときも「いまの季節に合う商品か?」はセットで見るようにしています。
9. 自分の2月の出品と比べて、どこが違ったか(結論:絞り込み)
ここで自分の2月と照らすと、差は明確でした。
- 私は エアロパーツ・ホイールに絞った方が売れる
- 実際に売上に寄与しているのも、その2カテゴリが中心
なので3月は、まず以下を目標にします。
とりあえず全車種のエアロパーツ、ホイールを出品することを目標にする
理由は、売れる確率が高いカテゴリに寄せた方が、作業が無駄打ちになりにくいからです。これは「忙しい平日に2〜3時間しか取れない」運用とも相性が良い。
10. 「売れない出品」から学べることは意外と多い(=自分の棚卸し)
今回いちばん大きかった学びはこれです。
売れない出品を見たあとに、自分の出品タイトルを見ると、キーワード不足がすぐ見つかる。
そして説明文を見ると、せどりを始めたての頃の文章が残っている商品がある。正直、今見るとひどい。けれど、時間がないと放置しがちです。
だから今後は、全部を一気に直すのではなく、運用としてこうします。
- 売れ筋(エアロ・ホイール)から先に“型”に寄せる
- 売れない在庫は、再出品前にタイトルと説明だけは最低限直す
- 写真は撮り直すなら「自然光+複数角度」だけ守る
「完璧に直す」ではなく「売れる最低ラインに戻す」。この方が続きます。
まとめ(読者への問いかけ)
売れない出品の原因は、だいたい タイトル・写真・説明・価格・商品・時期 のどれかです。そして多くの場合、“どれか1つの欠け”が致命傷になっています。
逆に言えば、欠けている1つを埋めるだけで改善余地があるということでもあります。

